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Mac の ComfyUI で FP8・INT8 モデルが動かない?エラーの原因と解決方法【2026年7月版】

Mac の ComfyUI で FP8・INT8 モデルが動かない?エラーの原因と解決方法【2026年7月版】 無料で AI を使う

Mac で ComfyUI を使っていると、FP8 や INT8 の画像生成モデルを読み込んだときに、

Trying to convert Float8_e4m3fn to the MPS backend…

あるいは

The operator ‘aten::_int_mm’ is not currently implemented for the MPS device.

といったエラーが表示されることがあります。

僕も Krea2 や Z Image を試したとき、このエラーで画像を生成できませんでした。

最初は、

  • モデルが壊れているのかな?
  • ComfyUI の設定が悪いのかな?

と思っていましたが、原因は別のところにありました。

実際に試したところ、Mac mini M4 32GB の環境では、FP8・INT8 モデルを問題なく動かせる方法がありました。

この記事では、

  • なぜこのエラーが起きるのか
  • Mac で FP8・INT8 モデルを動かす方法
  • 実際に試した結果

を紹介します。

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Mac の ComfyUI で FP8・INT8 が動かない原因

原因は、Apple Silicon の GPU(MPS)が、FP8 や INT8 の演算をまだ十分サポートしていないためです。

ComfyUI は Apple Silicon 上では PyTorch の MPS(Metal Performance Shaders) を利用して画像を生成します。

ところが、記事執筆時点では MPS が一部の FP8・INT8 演算に対応していません。

そのため、FP8 や INT8 モデルを読み込めても、画像生成が始まる途中で停止してしまいます。

つまり、

  • モデルが壊れている
  • ComfyUI の設定が間違っている

というわけではなく、Mac 側で未対応の演算があることが、このエラーの原因です。

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どんなエラーが表示される?

実際にはモデルによって表示されるメッセージが少し違います。

僕が試したモデルでは、次のようなエラーになりました。

モデルエラー内容
Krea2(FP8)Trying to convert Float8_e4m3fn to the MPS backend but it does not have support for that dtype.
Z Image(INT8)
Z Image Turbo(INT8)
The operator ‘aten::_int_mm’ is not currently implemented for the MPS device. If you want this op to be considered for addition please comment on https://github.com/pytorch/pytorch/issues/141287 and mention use-case, that resulted in missing op as well as commit hash 449b1768410104d3ed79d3bcfe4ba1d65c7f22c0. As a temporary fix, you can set the environment variable `PYTORCH_ENABLE_MPS_FALLBACK=1` to use the CPU as a fallback for this op. WARNING: this will be slower than running natively on MPS.

モデルによって表示される内容は少し違いますが、原因は同じです。

どちらも Apple Silicon の MPS が FP8・INT8 の演算を処理できないことによって発生しています。

一部のエラーでは、PYTORCH_ENABLE_MPS_FALLBACK=1 を設定すると CPU を代わりに利用できると案内されています。

ただし、この方法は GPU の代わりに CPU を使うため、画像生成速度は大きく低下します。

そのため、今回は別の方法を試しました。

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ComfyUI-AppleSilicon-FP8 をインストールする

今回の環境では、ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を導入することで、FP8・INT8 モデルを読み込めるようになりました。

この ComfyUI-AppleSilicon-FP8 は、Apple Silicon 向けに FP8 や INT8 モデルを扱えるようにする拡張機能(カスタムノード)です。

カスタムノードマネージャーを開く

ComfyUI を起動したら、画面上の 「拡張機能の管理」 をクリックします。

ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を検索する

検索欄に ComfyUI-AppleSilicon-FP8 と入力します。

Paweł Mazurkiewicz さんが公開している拡張機能が表示されるので、内容を確認してインストールします。

ComfyUI を再起動する

インストールが終わったら、ComfyUI を再起動します。

これだけで準備は完了です。

特別な設定を変更したり、環境変数を追加したりする必要はありません。

インストールだけで動くようになった

僕も最初は、「独自のワークフローを用意しないといけないのかな?」と思っていました。

実際には、

  • 拡張機能 ComfyUI-AppleSilicon-FP8 をインストール
  • ComfyUI を再起動

この2つだけでした。

あとは普段どおりテンプレートを開いて(必要に応じてモデルをダウンロードし)画像生成するだけです。

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実際に試してみた

実際に、ComfyUI-AppleSilicon-FP8 をインストールした状態で、FP8・INT8 モデルを試してみました。

実際に試した環境

  • Mac mini M4(32GB)
  • macOS 26.5.1
  • ComfyUI 0.28.2
  • ComfyUI-AppleSilicon-FP8 インストール済み

この環境では、Krea2・Z Image・Z Image Turbo の FP8・INT8 モデルを問題なく画像生成できました。

Krea2(FP8)

まず試したのは Krea2 の FP8 モデルです。

モデルをダウンロードし、テンプレートをそのまま実行したところ、エラーは発生せず最後まで画像を生成できました。

Z Image(INT8)

続いて Z Image の INT8 モデルを試しました。

こちらも途中で停止することなく、そのまま画像生成が完了しました。

INT8 モデルでも Mac 上で最後まで動作することを確認できました。

Z Image Turbo(INT8)

最後に Z Image Turbo を試しました。

Z Image (Base) と同様に、INT8 モデルでも Mac 上で最後まで動作することを確認できました。

拡張機能を無効にするとどうなる?

「本当にこのカスタムノードのおかげなのかな?」と思ったので、ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を無効にして、同じモデルでもう一度試してみました。

結果は次のとおりです。

モデル拡張機能ON拡張機能OFF
Krea2(FP8)×
Z Image(INT8)×
Z Image Turbo(INT8)×

無効にすると、以前と同じエラーが表示され、画像生成は途中で停止しました。

つまり、今回試した環境では ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を導入したことが、画像生成できるようになった大きな理由だと考えています。

試して感じたこと

僕はこれまで Mac では BF16 モデルや GGUF モデルを中心に試してきました。

今回の検証で、FP8 や INT8 モデルも普通に動かせるようになり、Mac で使えるモデルの選択肢が一気に広がったと感じています。

もちろん、今後 ComfyUI や PyTorch の更新で状況が変わる可能性はあります。

それでも、記事執筆時点では インストールして再起動するだけで FP8・INT8 モデルが使えるようになったのは、かなり大きな収穫でした。

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GGUF に置き換える方法もある

ComfyUI で画像生成モデルを軽量化して使う方法は、FP8 や INT8 だけではありません。

以前紹介した GGUF モデルも、Mac で扱いやすい選択肢のひとつです。

GGUF は、画像生成モデルを量子化したファイル形式で、対応したカスタムノードを使うことで ComfyUI から利用できます。

僕も実際に、

  • Z Image
  • Z Image Turbo
  • Ernie Image Turbo

などを GGUF に置き換えて試しています。

FP8・INT8 は、元のテンプレートをそのまま使えるモデルが増えてきている一方、GGUF はモデルを差し替えて利用する形になります。

そのため、

  • FP8・INT8 モデルが公開されているなら ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を使う
  • GGUF しか公開されていないモデルなら GGUF を利用する

というように、モデルに合わせて使い分けるのがおすすめです。

GGUF の導入方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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FP8・INT8 と GGUF はどちらがおすすめ?

「結局、FP8・INT8 と GGUF のどちらを使えばいいの?」と思うかもしれません。

実際に使ってみると、どちらが優れているというより、用途によって向いている場面が違うと感じました。

FP8・INT8 が向いている人

今回紹介した方法が一番活きるのは、

  • ComfyUI の公式テンプレートをそのまま使いたい
  • Hugging Face などで公開されている FP8・INT8 モデルをそのまま試したい
  • モデルの置き換えをせず、そのまま画像生成したい

という場合です。

今回試した Krea2 や Z Image も、この方法ならそのまま動かせました。

GGUF が向いている人

一方で GGUF は、

  • ダウンロード容量を少しでも抑えたい
  • GGUF が公開されているモデルを使いたい
  • モデルを置き換えて運用したい

という人には便利です。

僕も前のセクション(GGUF に置き換える方法もある)で紹介した方法で、ComfyUI のテンプレートを GGUF に置き換えて使っています。

実際には、

  • GGUF が公開されているモデルなら GGUF
  • FP8・INT8 しか公開されていないモデルなら今回の方法

という使い分けになることが多いと思います。

Mac で使える選択肢が増えた、と考えるのが一番しっくりきています。

GGUF の出力に問題がなければそのまま使い、劣化が目立つようなら、INT8、FP8、BF16 のようにモデルの変えて出力し、結果を比較してみるのもいいかもしれません。

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まとめ

Mac の ComfyUI では、「FP8 や INT8 のモデルは動かない」という場面が多くありました。

実際に僕も、

  • Krea2
  • Z Image
  • Z Image Turbo

を読み込んだところ、すべてエラーで止まってしまいました。

ところが 拡張機能 ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を導入すると、FP8 や INT8 のモデルで画像生成できるようになりました。

もちろん、今後 PyTorch や ComfyUI の更新によって状況が変わる可能性はあります。

それでも記事執筆時点では、この方法が簡単な解決方法でした。

Mac ではこれまで BF16 や GGUF が中心でしたが、今回の実験で FP8・INT8 という選択肢も加わりました。

対応するモデルが増えてくれば、Apple Silicon でも試せる画像生成モデルの幅は、これからさらに広がっていきそうです。

もし、

  • Trying to convert Float8_e4m3fn…
  • aten::_int_mm is not currently implemented for the MPS device

というエラーで困っているなら、一度 ComfyUI-AppleSilicon-FP8 を試してみてください。

僕の環境では、Krea2・Z Image・Z Image Turbo の3つで正常に画像生成できることを確認できました。

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参考情報

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